Paperless-Ngx応用 バックアップとリカバリ#1

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バックアップ#1 paperless-ngxの機能を利用した復旧

バックアップ

http://raspberrypi.local:9000/

portainerにアクセスし、paperlessのwebserverの名前を確認します。

SSHで親機からアクセスし、以下コマンドを発行することでdockerイメージ内部のexportフォルダにバックアップが発行されます。

sudo docker exec paperlessomv-webserver-1 document_exporter ../export

なお、同じコマンドをスケジュールタスクに登録しておくことで、定期的なバックアップが可能です。

リカバリ

まず、準備としてPaperless-Ngx内部のデータをゴミ箱も含めて全消しします。

次に、以下のコマンドを発行することで、exportフォルダに格納されているものをリカバリできます。

sudo docker exec paperlessomv-webserver-1 document_importer ../export

データが復旧できていることを確認します。

簡易にバックアップとリカバリができるので、便利な機能です。ただし、以下注意点があり、バージョン変更があると、一度取得したバックアップがリカバリできない可能性があり、その懸念を払しょくするため次章で説明するdockerイメージ全体のバックアップとリカバリも実装する形をとります。

Just a moment...

You cannot import the export generated with one version of paperless in a different version of paperless. The export contains an exact image of the database, and migrations may change the database layout.

あるバージョンのPaperlessで生成されたエクスポートを、別のバージョンのPaperlessにインポートすることはできません。エクスポートにはデータベースの正確なイメージが含まれており、移行によってデータベースのレイアウトが変更される場合があります。

まとめと次回予告

次はdockerイメージ単位でのバックアップとリカバリを説明します。