当ページの概要

いままでの説明で、photoprismの利用方法を説明してきました。最後に、おもいでばこと同様のことができるか、どちらが優れどちらに改善点があるかなど、まとめていきます。
なお、Paperless-Ngxの章では以下を扱っています。
比較
利用シーン
改めてですが、このような利用シーンである場合、photoprismとおもいでばこはどちらが使いやすいか、をまとめていこうと思います。過去のページで紹介したことをまとめていく形です。なお、前の記事でも記載しましたが、このような利用シーンがあると思っています。利用シーンをイメージして比較していきます。
- iPhoneに写真いっぱいたまってしまった!
- 過去の写真を見直したい
- こどもが写真を見ていたい
- いっぱいデータが入っているので故障が不安
iPhoneに写真いっぱいたまってしまった!

iphoneで写真は便利ですが、すぐにストレージがいっぱいになるし、過去の写真も頻繁にみなおすわけではないので、過去の写真はデジタルアーカイブとして、フォトストレージに送ってしまおう、という用途に耐えうるかどうか、ですね。結論、大差はないイメージです。
【おもいでばこ】
- 〇転送用、閲覧用スマホアプリあり
- 〇重複取込を抑止する機能あり
- 〇アプリは日本語UI
【photoprism】
- 〇転送用、閲覧用スマホアプリあり
- 〇重複取込を抑止する機能あり
- △アプリは英語UI
- 参考URL
過去の写真を見直したい、こどもが写真をみていたい

過去の写真がたくさんあるので、見直したいときはありますよね。ここではテレビで簡単に過去の蓄積データを確認できるか、を比較します。双方ともに可能です。使いやすさは専用機であるおもいでばこに軍配があがります。
【おもいでばこ】
- 〇本体にhdmiケーブル端子があるので、自宅の液晶テレビに接続して簡単に過去の写真をみることができる
- 〇純正リモコンがあるので、操作も簡単である
- 〇画面上UIは日本語である
- △リモコンは専用リモコンである
【photoprism】
- 〇FireTVStickが液晶テレビに接続してあり、メディア再生クライアントKODIがインストールされている状態で、KODIから写真にアクセスできる
- 〇FireTVのリモコンで操作も簡単である
- △画面上UIは日本語ではない。
- △リモコンは専用リモコンではない
- photoprismの使い勝手検証の応用編
いっぱいデータが入っているので故障が不安

ここではバックアップ機能の比較をします。Openmediavault上でバックアップを構築さえできていれば、性能に関しては問題ないです。
【おもいでばこ】
- バックアップキットを利用することで、バックアップと復旧が可能

【photoprism】
- 履歴差分バックアップを利用することで、バックアップと復旧が可能
おもいでばこって高いよね!?

専用機であるおもいでばこは使いやすい反面、価格が問題になってくるかと思います。では実際どれくらいちがうのか、3パターンで比較していきたいと思います。
見積1:おもいでばこ
見積2:photoprismを新規のRaspberrypi(Openmediavault)に実装
RaspBerrypi 4B 4GBメモリモデル | 17,980円 | Link |
USB-HDD2.5インチ (4TBモデル) | 21,737円 | Link |
USB-HDD2.5 バックアップ用途 | 21,737円 | Link |
Fire TV Stick | 6,980円 | Link |
計 | 68,434円 |
見積3:photoprismを既設のRaspberrypi(Openmediavault)に実装
このパターンに関しては、追加でHDDを購入しない限りは追加コスト「0」です!
総評

手軽に利用を開始したい方はおもいでばこを利用しましょう。ちょっと値が張ります。

RasperryipiでOpenMediaVaultを構築できる技術力があるなら、photoprismの運用がおすすめです。写真のメディアサーバだけでなく、他の用途でもOpenMediaVaultが利用できるのでより柔軟な活用が安価でできます。既にOpenMediaVault運用中であれば追加コストは0円です!
まとめと次回予告

photoprismも構築さえできれば、非常に便利であることがわかります。問題は環境構築ができる技術力が必要、ということろでしょうか。
photoprismの章はこれで終了し、次にopenmediavaultに対するウィルススキャンに関して記載していきます。